永遠の
いまさら、永遠の0を読みました。
構成の妙とでもいえばいのか。
プロローグからエピローグまで、
見事にそれぞれの人物の人生の一こまを重ねている。
零銭、特攻などのドキュメント的書物から
まさに
その時代にいたかもしれない人物像とドラマを紡ぎだして、
そして、
その一人一人さらに紡いで、小説を作り上げている。
そんな、作品です。
私の両親は数年前に他界しました。
誕生日は昭和4~5年、
戦争にはいっていないようですが、
戦後の混乱期に苦労はしたのだろうと思います。
その辺の話は何も聞いたことはありません。
全く話さずに他界しました。
一生懸命にはたらき、子どもを育て、退職金で家を買い。
孫にやさしい両親でした。
そんな両親の多感な十代前半の時期が、
第2次世界大戦です。
今年は戦後七十年、
論ずるのではなく、
書物からその時代を感じることが
まず大事なのかなあ、なんて思います。。